2020-01-19から1日間の記事一覧

山陰沖の歌の語り(48)

第6章、歌の変容 第15節、連歌と能 当時、希代の能の名手と謳われた犬王道阿弥や、大和猿楽の観阿弥や世阿弥など、時衆に関わる阿弥号を持つ芸能者たちの活躍があった。河原の者、放下の芸能者、犬や猿の芸にも紛うと卑下する彼らではあったが、その芸の力…

山陰沖の歌の語り(47)

第6章、歌の変容 第14節、百首和歌・千句連歌 高田大明神 百首和歌(一部) (初春) 春寒き 山は高田の 高ければ 雪の下より 立つ霞かな 准三后 (中春) 春の夜の あかつき出づる 月光に 木の間下照る 高田山かな 源高秀 (晩春) 花ならぬ 木末も見えず …

山陰沖の歌の語り(46)

第6章、歌の変容 第13節、神の霊夢 時衆四条派の総本山は、京都の四条京極にある金蓮寺(四条道場)である。四条道場は、四条河原や祇園社を含めた京の一大行楽地の、その入り口に立地していたから、連歌はもとより京の諸芸能に、殊に深く関わることになっ…